「小室哲哉のほんもののバックトラック集#globe編」

「小室哲哉のほんもののバックトラック集#globe編」
というアルバムをご存知でしょうか。
数年前くらいに発売されたglobeの初期の4枚の作品のバックトラック集、
言い換えるとインストゥルメンタルバージョンが4枚、
もといカラオケバージョンで収録された、音だけの作品(以下インスト)なのですが、
この作品がとても好きだったりします。

正直なところ、僕はこの時期のglobeは苦手で。
生理的な部分ではありますが、
そもそも僕が70、80年代の歌謡曲を除けば、
ヒットソング特有の空気を持つ音楽が全般苦手だったりするので、
この時期のglobeにある屈託のない伸びやかなボーカルや歌がダメだったりします。
ですけどインストだけとなると話は別で、
音だけだと、元気さも素直に聴き入れられる。



全体的に凄くハイクォリティなインストが多いです。
Disc1にあたる1stアルバムは時代に合わせてか、やや大味な印象ですが、
2nd以降は「インストだけで十分楽しめるんじゃないか?」と思えるくらい、
仕上がったアルバムになっていて関心させられます。
いやむしろ、歌有りだとこの4枚であれば4thが一番好きではあるのですが、
音だけだと2ndの出来が突出して良いように思う。

全体的に90年代の「音」がけっこう聴こえてきますけど、
音だと流行り歌ほどは古さも感じないし、新鮮にも聴けて良い。
音は「昔のテイストを取り入れた」趣旨の音楽が現代でもあったりするし、
こういう音なんだ、くらいの感じで聴けるように感じます。



たぶん昔はインストだけだと受け入れられなかったと思う。
一昔前だとこういうアルバムは「歌ないの?」みたいに思われそう。
しかし逆に今だと受け入れられるのではないかと思っていて。
そんな時代にこういうアルバムが発売されているというのは、
なんだか良いものだなと思うし、
願わくば、僕はglobeだと5th以降のglobeが好きだったりするので、
5th以降の「ほんもののバックトラック集」も発売されるのを切に願いたいです。