マンガ「サザンと彗星の少女」感想

「サザンと彗星の少女」というマンガを読みました。
全2冊で描かれたマンガで、全編水彩で描かれたフルカラーというのと、
僕が家族の影響で70~80年代の少女漫画系のSFで育ったこともあり、
そういう雰囲気のマンガだと伝え聞き、なつかしさも感じて興味を持ち購入。

「彗星」というワードだったり、話の中で出てくる様々な要素だったり、
描かれている水彩の色合いだったりと、
噂通りに昔の古き良き時代を彷彿とさせるようなアイデアが好印象。
作品の雰囲気は「サザンと彗星の少女」独自のものだと思いますが、
ここはあの作品に影響を受けたのかな・・あそこはあの作品かな・・と、
いろんな要素を感じさせてくれるので古い作品をよく読んでた者としては、
宝探しでもしているような気分になる。
悪く言えば「どこかで見た」が多いと言えるのかもしれませんが、
前述したように作品としては独自のものとして消化していると感じるので、
僕は楽しく読めました。俗に言うとパクリではなくてリスペクトというやつ。

全2冊ということで話もリズム良く進んでいくので、
読みやすくて良い面もあるものの、ここはもう少し時間をかけて描いた方が
話が盛り上がったんじゃない?と個人的に思えるような場面もありました。
特にバトルの部分がアッサリとしている印象で、
重要なバトルの場面も、そうでない場面も、同じ塩梅で描かれているように感じたので、
そこは勿体ないなと。

全体的には綺麗にまとまっていたし、
なつかしい要素もありつつ作者さんのオリジナリティも垣間見れて良かった。
個人的に久しぶりにマンガを読む気が起きたマンガでしたので満足出来ていますし、
これを皮切りに久々に色々なマンガをチラホラと読んでいきたいなと思います。